業務法人概要

弁理士法人きさらぎ国際特許事務所（以下、「きさらぎ」と称します）が目指しているのは、
"職人たる弁理士が協働して経営に参加し、経営感覚を磨くことにより、個々の職人の持てる能力を最大限に発揮させる一方、企業体として一体となって活動することで、クライアントの知的財産戦略の推進及び利益の最大化に貢献すること"です。

個々の弁理士は、知的財産全般に広い知識を有することは勿論のこと、特定の分野において専門性を有する「職人」であるべきであり、その専門性に磨きをかけ「職人」の道を極めることが個々の弁理士の責務であると「きさらぎ」は信じています。

しかし、1人の弁理士が、優れた「職人」であり続けながらも、且つ優れた「経営者」でもあり続けることは、非常に困難になりつつあります。1人の弁理士が単独で特許事務所を経営する場合には、顧客の幅広いニーズに対応すべく薄く広く勉強をせざるを得ず、また経営上の間接業務に忙殺され、専門性の向上のための努力も難しい状況になりがちです。

「きさらぎ」は、様々な専門分野の複数の弁理士により構成された「職人集団」であり、また各弁理士が「パートナー」として経営に参画している新しい形の事務所です。「パートナー」は、定期的に経営会議を開催して意見交換し、「きさらぎ」の経営に協働で参画しています。複数の弁理士が、その「職人」の技を磨きつつも協働して経営に参画することで、個々の弁理士の能力が最大限に発揮し得ると共に、複数の弁理士が一体となった知財総合サービスの提供を可能にした組織を構築しています。

以上の点から、きさらぎ国際特許事務所では、次の点に力を入れています。

（1）弁理士がその専門性を十分に発揮し得る環境

きさらぎ国際特許事務所では、複数の「パートナー」が各種経営資源を共有し、互いに協働してその維持向上に努めています。これにより事務処理効率を高め、個々の「パートナー」が本来的な専門業務に専念できる環境を作っています。個々の「パートナー」は、きさらぎ国際特許事務所の保有する資源をフルに活用して、付加価値の高い業務に専念することができます。弁理士が間接業務に多くの時間を費やすことなく本来の専門性を活かした業務に専念できる環境を作ることにより、専門分野のスキルアップを図っているのです。

（2）責任、権限及び協力体制のバランスが取れた機動性のある組織

実効性のある知財戦略の一翼を担うためには、個々の弁理士がそれぞれ経営感覚を身につけると同時に即応体制の取れる組織であることが重要です。

きさらぎ国際特許事務所には、「パートナー」の弁理士以外にも、いわゆる「アソシエイト」の弁理士も存在します。しかし将来的には、「アソシエイト」弁理士も「パートナー」となることを理想としています。複数の弁理士が「パートナー」として組織に関与することにより、権限集中による組織の硬直化を排除すると同時に、組織の一体性を確保しております。また、個々のケースに応じて「パートナー」の責任及び権限を明確化させ、協力体制を構築して組織の機動性及び柔軟性を高めています。この結果、組織が大きくなっても、ケースに応じた即断即決が可能になり、即応体制が確立されています。さらに、各パートナーが責任を持って個々のケースに対応すると同時に、協力体制によって継続性も確保されていますので、クライアントも安心して仕事を依頼することができます。

（3）トータル的な知財コンサルティング

価値ある知的財産権を取得するためには、特許取得手続を行なっているだけでは十分ではなく、発明の発掘から、特許権の活用までトータル的な知財戦略が必要です。

きさらぎ国際特許事務所では、個々の弁理士がクライアントの知的財産に関するトータル的なコンサルティングを行なうとともに、調査を専門の一つする弁理士を中心とする調査部門を設けて、クライアントの知的財産の保護をサポートしています。

（4）所内研修によるスキルアップ

きさらぎ国際特許事務所では、弁理士及びスタッフを対象とした所内研修に力を入れています。また、日本及び海外の制度改正、審査基準改定、判例等の情報は、所内ネットワークを通じて全所員にタイムリーに提供することにより、情報を共有化しています。これにより、事務所全体としてのスキルアップを常に目指しています。

（5）海外ネットワークの強化

きさらぎ国際特許事務所では、世界30ケ国、120事務所とのネットワークを構築しています。海外での権利化、紛争解決等に対するハブ事務所としても十分に機能することができます。

弁理士法人きさらぎ国際特許事務所では、パートナー会議を組織の最高経営決定機関としています。